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11.52025
ルネサスE2エミュレータの使い方とデバッグのコツ
ルネサスE2エミュレータの使い方とデバッグのコツ
ルネサス純正デバッグツール「E2エミュレータ」は、RX/RL78/RAシリーズなど幅広いMCUをサポートする多機能エミュレータです。
USB接続で簡単にフラッシュ書き込み・ブレークポイント・変数監視が可能です。
基本の使い方
- 「e² studio」でプロジェクトを開く
- ターゲットボードとE2を接続(USB経由)
- 構成(CPU型番・通信設定)を選択
- デバッグ実行(Run → Debug)
よくあるトラブルと対策
- 接続エラー → 電源電圧を3.3Vに統一、クロック供給確認
- 書き込み失敗 → ケーブル品質やE2ファームを確認
- 変数が読めない → 最適化レベルを下げて再ビルド
デバッグを効率化するコツ
- ウォッチウィンドウにグローバル変数を追加
- イベントブレークポイントを使って割込み検証
- 動作ログをUART出力して併用デバッグ
まとめ
ハード/ファーム両面で問題解析を行うことで、開発期間を短縮できます。
当社ではE2環境によるファームウェア受託開発も対応しています。→ 詳細はこちら