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RXとRL78の違いをわかりやすく比較

【徹底比較】ルネサス RXシリーズと RL78シリーズの違いをわかりやすく解説

ルネサスの代表的なマイコン「RXシリーズ」と「RL78シリーズ」。
どちらも産業用・組込み分野で広く採用されていますが、性能・消費電力・用途・コストに明確な違いがあります。

RXシリーズとは?(概要)

32bitアーキテクチャを採用した高性能マイコンで、産業機器・通信機器・高速処理用途に向いています。シリーズにより最大動作周波数は120〜240MHzクラスまで存在します。

RL78シリーズとは?(概要)

低消費電力を重視した16bitマイコンで、家電制御・小型端末・センサーノードなどバッテリー駆動機器に多く採用されています。最大動作周波数は24〜32MHzが一般的です。

RXとRL78の比較表

項目RXシリーズRL78シリーズ
CPUアーキテクチャ32bit(高性能)16bit(省電力)
主な用途通信・産業制御・高速処理小型制御・センサ端末・家電制御
動作周波数120〜240MHz(シリーズによる)24〜32MHz
消費電力中〜高極めて低い
価格帯中〜高低コスト

選定のポイント

  • 高速演算・大量データ処理・通信機能が必要 → RXシリーズ
  • 低消費電力・コスト重視・単機能制御 → RL78シリーズ

まとめ

試作や小規模機器ではRL78、産業用途や高機能化ではRXシリーズを採用するという選定方法が一般的です。
ただし両者はアーキテクチャが異なるため、ソフトウェアをそのまま移植できるわけではありません。

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