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プロビジョニングと鍵管理とは?量産前に押さえるべき要点

プロビジョニングと鍵管理とは?量産前に押さえるべき要点

IoT製品のセキュリティを確保するうえで重要なのが「プロビジョニング」と「鍵管理」です。 これらを適切に設計しておくことで、不正アクセスや改ざんを防止できます。

1. プロビジョニングとは

デバイスごとに識別情報(証明書・鍵・MACアドレスなど)を登録する工程を指します。 この処理を量産時に自動化することで、製品の個体識別が可能になります。

2. 鍵管理の重要性

暗号鍵を外部で扱う場合、流出リスクが高まります。 ESP32のように、eFuse領域に鍵を焼き込む方式が最も安全です。 開発・量産の両段階で鍵の生成・配布・破棄ルールを明確にしておきましょう。

3. 実施タイミング

  • 開発初期:鍵種別とプロビジョニング方式の決定
  • 量産前:自動書込みスクリプトの作成
  • 量産後:検査ログへの記録・署名確認

まとめ

IoT製品の信頼性は、鍵管理体制に左右されます。 弊社では、Secure Boot/Flash Encryptionを含むセキュア量産体制を構築しています。
安全なファームウェア受託開発

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